競馬予想の銀の弾丸

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 銀の弾丸とは、昔から使い古された表現ですが、狼男を倒す絶対的な切り札です。ソフト開発の世界では、 開発手法の中には銀の弾丸があるのではないかと考えられてきましたが、切り札なんてこの世に存在しないというのが今では定説です。
 競馬ではどうでしょうか? 世の中に必勝法、攻略法と呼ばれるものは数多く存在しますが、適切に機能するものはどの程度あるのでしょうか?

 吉田も競馬ソフト開発をする前は、競馬必勝本をとっかえひっかえして、銀の弾丸を探していました。 これは失われた聖杯を探すようなもので、それひとつですべてが解決する魔法のロジックを探すのはまず無理だと思っています。

 何より本当に儲かるものであれば、世の中に出ていると考える方がおかしいでしょう。実際に、一発の破壊力がでかいため、 世の中に出してないソフトを吉田は作っています。

 年末の有馬記念の日、吉田が開発と運営に携わっているシンドロームでスカイプをやりながら競馬をしました。 開発に終われていてシンドローム2をつかって本格的に競馬をしたのは、この日が初めてでした(ソフトをβ公開した8月以降、 ずっと開発に終われてほとんど競馬をしてません)。

 実際にやってみて、シンド2のロジックから見えてくる軸馬、ヒモ馬の破壊力をまざまざと体感しました。この日は7レースやって4勝。 内万馬券2本と絶好調でした。一緒に競馬をしていた人の何人かは、有馬記念の三連単を当ててました。

 ところが、あけて迎えた中山金杯の1/4はいまいち調子が出ません。当たることは当たるのですが、安い配当だったり。 異常オッズソフトはインサイダーの動きに左右されますので、多少の揺らぎは仕方がないところです。 シンド2は年間を通じて間違いなく勝ち組にしてくれるソフトですが、いわゆる銀の弾丸ではありません。

 競馬予想会社や、さまざまな予想ソフト、予想法にすがる人の心理は分からないでもないですが、 予想会社に競馬界の著名人が名を連ねていても、それはイコール当たる、儲かるということを保証してくれる銀の弾丸ではありません。

 FXの勉強をしていて思うのは、FXの書籍などを通じて、競馬界にも当てはまることをまざまざと痛感させられるということです。 すべての人、すべてのトレードで通用する銀の弾丸などはなく、結局プレイヤー自身が賢く、巧みになる必要があるのだと言うことです。

 競馬必勝本や予想会社の中身はさておき、競馬ソフトの中には一定のパフォーマンスを示してくれる物があります。 プレイヤーである我々はそれを道具として使い、自分自身の馬券戦略を築く必要があると思っています。 特に競馬はリスク管理がおろそかにされていていると実感させられます。
 まずは、自分の成績を振り返り、予算の見直しからはじめた方が良いかもしれません。

 

 

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