考えるのも仕事

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 仕事というとパソコンを打っていたり、何かを書いたり作ったりと、どうも手を動かすのが仕事のイメージとして定着しています。 しかし、現在の仕事は決まった何かをやれば終わりという類ではなく、アイディアを出したり検討したりといった、 考える作業も不可欠になっています。

 大学の研究室にいたときに、壁に「実験だけが研究じゃないさ。一日ぼんやり考えるのも研究だ」 という張り紙がしてありました。どうも世の中の風潮として、手を動かして忙しそうにしていないと何もしてないように見られます。

 しかし、知識労働のほとんどは頭で考えて作業をしなければ終わらない仕事ばかりです。吉田も週間予定を立てるとき、 ついつい実作業を優先して入れてしまいます。確かに、作業内容によっては実作業をする前に検討を行うことはありますが、 一日まるまる考えるようなことはありません。

 仕事の作業内容を検討する作業はまだましです。検討しないとそこから先のタスクが進まないため、 嫌でも検討するというタスクが発生します。しかし、家庭の事、将来の設計、年度計画など、実際のプロジェクトからはずれた事柄になると、 なかなか時間をとって推進することはなくなります。

 目に見える成果だけが仕事じゃない。研究室に張ってあった張り紙が思い浮かびます。自分という人間が、 プライベートも仕事もすべて込みで存在している以上、考えなければならないことをそのまま放置して良いわけではありません。

 ではどうするか? 週に1日は考える日を設けて、検討すべき事、考えておくべき事をプライベートと仕事の区別なしに行うのです。 丸一日そうした時間がとれないときは、ちょっとした空き時間を利用してもいいと思います。もちろん、 まとまった時間をとった方が成果は上がると思いますが。

 吉田の場合は、仕事の懸案もプライベートの懸案も休みの日にまとめて考えるようにしています。この場合、気分を変える意味で、 喫茶店に行って2時間くらいはずっと考え、紙などに考えをまとめています。
 知識労働を生業とする人は特にそうですが、たまには手を休めて考えるというのも大事だと思いませんか?

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