VPNでリモートアクセス

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出先から自宅のパソコンにアクセスできると便利だなぁ。漠然と考えていましたが、出張の際に転ばぬ先の杖として設定したVPNがかなり役に立ちました。必要なものを漏らさずもってきているつもりでも、何かと不足するものはあるものです。
そんな時に自宅のPCにアクセスできるとほとんど何があっても対処できるようになります。

これまでサーバーは建てていましたが、ソースコード管理用にCVSサーバー、ファイル等のやりとり用にFTPサーバーを立てていただけです。これらは第3者にも公開するので、このレベルのもので十分でした。
しかし、リモートオフィスという観点ではどうしてもカバーしきれません。

そこで今回のリモートアクセスが出てきます。吉田はもともとLAN内のサーバーPC管理用に、UltraVNCというソフトを使っています。このソフトは無料で使えるリモートデスクトップです。リモートデスクトップとは、ネットワークを介して離れた場所にあるPCを操作する仕組みです。Windowsの中に別のWindowsが見える仕組みだと思ってください。

ultraVNC

しかし、VNCにも欠点はあります。LAN内で利用するには問題ないのですが、インターネットを仲介するとなると、ルーターの設定やセキュリティが問題になります。通信は平文で行われるので、悪意のある第3者に進入されたり、情報の漏洩が心配です。

そこでVPNの登場です。VPNとは、Virtual Private Networkの略で、一言で言えば安価なインターネット回線で、安全な専用線のような環境を構築する仕組みです。興味のある人はGoogle先生に聞いてみてください。

VPNはビジネスで利用できる高価なものから、個人利用に限り無料で使えるソフトまで多種あります。今回は設定が容易なLogMeIn Hamachiを使用しました。Hamachiの良いところは、非常に簡単にVPNを導入できることです。導入の方法は、こちらのサイトを参考にしてみて下さい。吉田はものの15分でVPNを構築できました。

Hamachi

具体的な利用の仕方としては、下記の通りです

  1. Hamachiを起動する
  2. Hamachiに表示されているIPアドレス(塗りつぶしてある箇所に表示)をUltraVNCの接続先アドレスに指定
  3. UltraVNCでリモートデスクトップに接続

これだけです。ポイントはHamachiに表示されているIPアドレスを使ってアクセスすると言う点だけで、あとはLAN内で使うUltraVNCと何ら変わりません。

もちろん、UltraVNCはリモートPCからアクセスできるようにサーバーを設定しておく必要がありますし、リモートPCにもHamachiを設定して、Hamachiのメッシュネットワークに参加できるようにしておく必要があります。

下準備をしておけば、簡単にVPN経由のリモートデスクトップが利用できるようになります。

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