回収率と回収スパン

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忙しくてあまり記事を起こせなくて申し訳ありません。ちょっと最近考えてた競馬ネタを書きたいと思います。
競馬に限らずギャンブルでは、回収率がよく話題になります。回収率は文字通り、投入資金に対してどの程度の払い戻しを受けたかを比率で表したものです。ここで重要なのは、集計期間の総計で議論されている点です。

100回に1回しか当たらない的中率1%の馬券術でも、1回大きな馬券を的中させれば回収率が100%を上回ることがあります。例えば、数字上105%の回収率と出てきていても、的中率1%では相当運がよくない限り途中で資金がショートします。

これぐらいの的中率だと、三連単のような多点買い前提の馬券を選択していると思われるので、1レース当たりに必要な資金も単勝や枠連に比べれば多くなります。

よく、マーチンゲール法(倍々法)による追い上げは机上の空論だと言われますが、1%の的中率に賭けるのも同じぐらい無謀な賭と言えるでしょう。仮に1レース当たり20点ずつ購入した場合、1レースで2000円、100レースで20万円の資金が必要になります。これで回収率が100%を越えるには20万円以上の配当を的中させる必要があります。

競馬系サイトや予想会社の多くは、回収率すら出していないところがほとんどです。よくあるのが、「○月○日 東京3R 38,000円的中」と言った表記ではないでしょうか? しかし、回収率が書かれていなければ、どの程度の資金を投入したかが分かりません。ひどい場合は5種類ぐらい予想を配信し、当たったものだけを声高に喧伝しています。スポーツ新聞がこのスタイルですね。

ちょっと話がずれました。最近考えているのは、より現実的な競馬スタイル(馬券戦略)です。よほどの金持ちか、実際に儲かっている人でない限り、競馬資金というのは限られていると思います。
そこで回収率の他に、回収スパンを考慮に入れるべきだと思っています。確かに、三連単の100万以上の馬券は的中すればうれしいですし、多少の負けも一気に取り返せます。しかし、的中させるまでに90万の資金を投入しなければならないのであれば、その馬券を積極的に狙いに行ける人はごくわずかでしょう(それこそ、資金が回転している人か、よほどの余剰資金をもった人だけ)。

また、券種によっては万馬券を狙うこと自体が無謀と言えるものもあります。例えば、枠連です。枠連の平均配当はだいたい1000円前後です。馬連や単勝が万馬券になっているときでも、枠連は1000円台と言うことは珍しくありません。

つまり、馬連を狙うのであれば、平均配当付近が的中したときに十分利益が出る点数で、自己資金が途中でとぎれることがない回収スパンを設定しましょうというのがこの記事の主旨です。

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