自分の得意分野を見極める

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組織やチームで仕事をしていると、自分自身の専門分野(得意分野)を強く意識せざるを得ない場面が出てきます。最近の知的労働者は、スペシャリストというより、何でも出来るゼネラリストが求められていると物の本で読みましたが、やはり最後は自分自身のスペシャルなスキルが生きてくると実感しております。
しかし、改めて「自分自身の得意分野は何か?」と問うてみても、はっきりしないことがあります。今回は、自分自身の経験をふまえて得意分野の見極めについて書いてみます。

吉田の固有スキルは下記の通りです。

  • プログラミングスキル (VB2005、VB6、オブジェクト指向、C言語、アセンブリ言語 etc)
  • 競馬に関するスキル (スピード指数、オッズ分析、サイン読み etc)
  • FXに関するスキル
  • htmlに関するスキル
  • ネットワーク通信プログラミング (http、シリアル通信)
  • マーケティングに関するスキル
  • ハードウェア設計に関するスキル (特に電源設計)
  • 電気技師としてのスキル
  • パソコンの操作スキル

箇条書きで思いつくままに書き出せば、スペシャリストと呼べるものと、一応は使い物になるものと玉石混在です。この中で、いまの仕事内容に照らしてみると、売りといえるスキルは絞られてきます。今はフリーのプログラマですから、ハードウェアや電気技師としてのスキルは必要ありません。

一番長じているスキルはやはり、プログラミングに関するスキルだと思います。しかし、いろいろなスキルを持ったチームで仕事をしていて、自分のセールスポイントはプログラミングのスキルだけなのか? と考えると、そうではないことに気づきました。

今の仕事は、競馬とFXに関するシステム開発ですが、競馬やFXは自分よりもスキルの高い人とチームを組んでいるので、その分野で完全に主導権を握ることはありません。むしろ、そちらのスキルを専門にしているプロフェッショナルに任せています。

プログラミング以外で誇るべきスキルは何か?

それは「物事を分析し、仕組み化する」というスキルです。このスキルの存在は無意識のうちに活用していたのですが、チームメンバーから指摘されて改めて気づきました。実際、吉田はソフトを作る際にも、コードを書く作業よりも設計の方を重視します。

また、シンドロームやシンプルぱっとの運営を通じて、数々の仕組みを作ってきていることに気づきました。

この発見は今後の事業展開にも影響を与えると思います。つまり、マンパワーでごり押しするのではなく、創意工夫によりシステムを構築し、運用するという指針が再確認出来たためです(今後については、別件になるためここでは触れませんが)。

仕事をするには、自らがチームや組織に何をもって貢献するかというコトにつきると思いますが、その中で得意分野を見極めるのは非常に重要なことだと思っています。
得意分野というと、これまで長い時間携わってきた仕事の内容できめがちですが、それでは最も目立つ部分しか分かりません。自分が苦にしない部分、喜びを感じる部分をふくめ、冷静に見極めてみると、地味な得意分野が浮き彫りになると思います。

確かに、ひとつの技術を世界トップクラスまで押し上げるという方法もありますが、現在の仕事は複数の専門分野が必要とされる仕事がほとんどです。吉田が仕組み化するスキルを再発見したように、派手なスキルの陰になって気づいていないスキルがあるかもしれません。スキルは意識するのとしないのでは、大きな違いがありますので、是非あなたも隠れた得意分野をみつけてあげてください。

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