競馬の基礎指数 「人気バイアス」

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競馬には基礎になる数値があります。なんだか分かりますか? 勘の鋭い方ならお気づきだと思いますが、「人気」です。正確に言うと、人気毎の複勝率や勝率です。
予想ソフト開発のため、ずっと競馬の検証をしているのですが、やはり根底にあるのはこの「人気による複勝率」です。便宜上この数値のことを、「人気バイアス」と呼ぶことにします。

スピード指数のように馬毎の指数を検証する場合には、指数順位毎の複勝率、単回収率、複回収率をもとめます。これらの数字は、馬連や三連複を買う際の直接の的中率や回収率には結びつきませんが、馬毎のパフォーマンスを図る目安にはなります。

この時の数値にも当然人気バイアスがかかります。同じ指数1位の検証でも、「1~3番人気限定」と、「4番人気以下」では複勝率も回収率も異なります。

よって、馬券術を評価する場合は、「人気バイアス」を基準に、どの程度回収率がアップしたか? あるいは的中率(複勝率)がアップしたかを評価する形になります。

レースの絞り込みをしない限り、的中率もアップして、回収率もアップするという都合のよいものはありません。唯一例外は、ただの1番人気と、ダントツの1番人気です。馬連得票率30%を越える1番人気馬は、複勝率がアップし、それに伴い回収率もアップします(それでも回収率が100%を越えることはありません)。

競馬の基礎数値「人気バイアス」を意識しているか、してないかでずいぶんと変わります。

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