自動投票 vs 手動投票 どちらが優位?

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吉田は自動運転が出来る投票ソフトの作者ですが、ここ最近はプラットフォームではなく、実際に自動的に予想し、投票する方の研究をしています。このプロジェクトは2種類有り、競馬は異常オッズを使った自動運転、もうひとつは為替の自動トレードです。
今回は自分の経験をふまえた考察をしてみたいと思います。

吉田は追い上げは利用しないため、あくまでも手動と同じような手法が機械で実現できることを想定しています。

(1)自動投票の優位性と欠点

予想ロジックの中には、まったく自動に向かないものもあります。展開を読んだり、勘を働かせる機会が多い手法は、自動には向きません。為替の場合も、チャートを見て、直感的に判断するような手法は自動に向きません。

自動投票をする場合は、予想手順がシステム化され、誰でも手順に従えば同じ買い目を作れることが前提となります。また、プロセスが機械的でも、同じ評価のAとBと言う馬が居たときに、直感で重みづけをしている場合も自動には向きません。とはいえ、統計的な分析をしていくうちに、このような判断は誤差として処理される可能性はあります。

■優位性

  • 鋼鉄のマインド (連勝や連敗が次の勝負に影響を与えない)
  • 予想→投票までのプロセスを最短の時間で処理できる
  • 高い再現性 (心変わりをせず、ルール道理に実行する)
  • 複製が容易 (複数の口座、複数のルールでも運用可能)
  • 張り付いていなくても、OK
  • 博才(勝負勘)がなくてもOK
  • ロジックの統計的な優位性を100%を出し切れる

■欠点

  • プログラムのバグのリスク
  • 勝敗条件を考慮しないと、気づいたら破産していることもある
  • トラブルに対して、臨機応変な対応が取れない
  • 経験と勘に頼るような局面では、人間には敵わない

(2)手動投票の優位性と欠点

■優位性

  • 自動では再現が難しいロジックを利用できる
  • その人の博才、経験、技術などが利用できる
  • 緊急時にも対処できる
  • 実際にリアルタイムで競馬をすることで、ロジックを進化させるヒントを得られる

■欠点

  • マインドがプロレベルに到達してないと、連勝の時に慢心し、連敗の時に動揺する
  • 張り付いていないといけない
  • 負けが続くと、システムをねじ曲げて運用する可能性がある
  • 負けが続くと、1発逆転を狙って無理な手を打つ可能性がある

(3)手動と自動の比較

自動と手動を比較すると、一長一短ありますが、一番の違いはマインドにあると思っています。統計的に優位性が確認が出来ているシステムがあっても(回収率が100%以上)、連敗やまったく勝てない日もあります。こういう日は精神も穏やかではありません。自分のシステムを信じていないと、次のレースに投票できなくなったり、ルールをねじ曲げてしまうこともあります。

確かにその人の技術、博才などの勝負勘を入れた方が、1勝負単位では優位性が生きるかもしれませんが、長期的な視野に立った場合は、ただ淡々とシステム通りに運用した方が成績がよくなります。

自動化のネックは、自分自身のロジックがコンピュータに落とし込めるかであり、それが出来たら自動で運用した方が、優位性は高いと思います。

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