ノートPCの選び方

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セカンドPCとして、あるいはデスクトップの代わりにノートPCを買う人は増えていると思います。確かにデスクトップは場所を取るので、オフィスでもノートPCをデスクトップ代わりに使う人がかなりの数を占めています。
デスクトップPCの代わりに導入するオフィスノートは別として、セカンドPCとしてのノートPC選びは結構難しい局面に来ています。今回は、セカンドPCとしてのノートPC選びを考えてみたいと思います。

■セカンドPCに求められる条件

セカンドPC、サブノートとして求められる性能は、携帯性とバッテリー持続時間です。セカンドなのでメインで使うPCは別にあるため、どこかに持ち歩く用途が多くなります。

ノートPCは性能も拡張性も限定されていますので、ハナからゲームをやる目的で買う人はいません(1部ゲーミングノートが発売されていますが、コアゲーマーならハナから選択肢に入れないでしょう)。
となると、携帯性とバッテリー持続時間が一番のポイントになります。

高い携帯性と、長いバッテリー持続時間を誇っていたPCと言えば、PanasonicのLet's Note Rシリーズがあります。しかし、様々な要因により必ずしもよい選択とは言えない製品になってしまいました。
その要因とは……

  • Windows Vista以降、要求ハードウェアスペックが急激に上がった(特にビデオカード)
  • 携帯性とバッテリー持続時間の面では、ネットブックに差を付けられず、価格面で負けてしまう

■ネットブックという選択肢

ネットブックがモバイルPCとして使えるかといえば、使えないというのが吉田の結論ですが、世間ではそうは見ていないようで、イーモバイルとセットで100円と言った圧倒的な価格安で選択する人も多いようです(ネットブックをノートPCとして喧伝する販売員にも問題はあります)。
しかし、ネットブックは安いため、当然選択肢に入れる人もいると思うので、ネットブックについても検討してみたいと思います。

ネットブックの最大の問題は画面解像度です。市場をわけるため、ネットブックは「10.1インチ以下1024×576の解像度を超えてはならない」という制限をIntelに掛けられています。しかし、2009年に1366×768も許可されましたので、新しいネットブックの中には、解像度がアップされているモノもあります。他にも様々な制約はありますが、割り切って使うのであれば、高解像度のネットブックもありだと思われます。しかし、ネットブックはまともなパソコンではないと理解した上で使ってください。吉田が開発した各種ソフトで制限を受けると苦情を言ってきても一切関知しません

  • 画面解像度が低い製品が多い(縦解像度768未満では使い物にならない)
  • Windows7搭載モデルは、機能制限されたStarter Editionが搭載されている(XPなら問題なし)
  • メモリが少ない
  • CPUが非力 (用途が限定される)

■各社のモバイルノート

各社のモバイルノートを見ていくと、バッテリー持続時間と携帯性をクリアしているのは、東芝のDynabook SS RX2だけになります。Let's NoteもR5まではクリアしていましたが、現在のRシリーズは迷走していますので、お勧めしません。
新しくRX3というラインナップも追加されましたが、重量はRX2の方が軽いのです。ただ、RX2のSSDモデルは非常に高価(27万ぐらい)というのが難点です。

■選び方のポイント

(1)重量こそ命

Dynabook SS RX2を買いましょう。駆動時間が実用レベルで、1kgを切るモデルはこれぐらいです。

(2)駆動時間こそ命

1kg~1.2kgまでで選べば選択肢は広がります。このカテゴリーにはバッテリー駆動時間10時間超の製品が多くなります。もちろん、携帯することが前提なので、ボディサイズはある程度小さいものを選択することになりますが。

(3)とにかく安い方が良い

  ネットブックのうち、1366×768の解像度を持つ製品を選択してください。ただし、Windows7 Starterを搭載したモデルは、OSレベルでいろいろと制約があることは忘れずに。

結局価値観と、自分がノートPCに何を求めているかで変わります。どんなアプリケーションを動かしたいのか、どんな使い方をしたいのかで大きく変わります。
吉田の場合は、Visual Studioが動くCPUスペックがあり、Meta Trader4でチャートを見られる解像度があり、シンドローム2で競馬が出来て、競馬場に持って行っても充電無しで1日を乗り切れるバッテリー駆動時間を備え、持ち運びも苦にならないとなると、Dynabook SS RX2しか残りませんでした。もちろん、Let's Note R5は現役ですので、これらの用途に使えていますが、CPUがちと非力なのが難点です。

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