今作業しているデータを保護するには?

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久々にPCの調子が悪くなりました。今回はメインPCにUSB機器をつないだら、他のUSB機器(ワイアレスマウス他)まで認識されなくなり、OSを再起動したら立ち上がらなくなってしまいました。

その後あれこれいじって立ち上がるようにしましたが、トラブルに遭遇したときに真っ先に心配するのは、HDD内のデータ、特にその日にやっていた作業の内容が無事かどうかです。

吉田はこれまでにさまざまなトラブルに遭遇し、バックアップ体制を作ってきましたが、良い機会なので再び見直してみたいと思います。

■現在のバックアップ体制

過去の記事に書いたように、情報で飯を食っている吉田はデータの保全には気を配っています。複数あるPCにデータをコピーしたり、週に1度はDVD-RAMに必要なデータをコピーしています。また、Acronics True Imageというソフトを使い、同じPC内のシャドウHDDにデータをコピーするようにしています。

また、PCが立ち上がらなくても、HDDは生きていることが多いので、CDブート可能なOS(Bart’s PEKnoppix)といった環境も用意し、いざというときのデータサルベージも行えるようにしています。

しかし、データサルベージはHDDに深刻なダメージがあった場合は、ほぼ絶望です。Final Dataなどのデータ復元ソフトもありますが、時間が掛かる割にデータが救えた試しはありません。

その他のバックアップ方法は、昨日もしくは数日前のデータに戻せるだけで、さっきまで作業していたデータは保証されません。

■今日作業していたデータを保全する

ここでHDD内のデータの種類について整理します。

データ種類

説明

メール

メールのデータはサーバーにも残っています。物理的なバックアップの間隔分サーバーに残しておけば、大した問題ではありません。おまけに、過去のメールの内、本当に必要なメールもたかがしれています。

ブックマーク

ブラウザのブックマークは確かに重要ですが、追加の間隔も物理バックアップよりも長いことが多く、たいていは再度検索エンジンにかければ何とかなります。

ソースコード

吉田の財産のひとつ。出来ればリアルタイムのバックアップを取りたいところ。ソースコードの管理ツールを導入することで、過去データの保全は行えます。

ウェブサイト

ウェブサイトのデータは、公開しているものであればサーバーにもアップロードされているため、過去データは問題ありません。未公開のものや作成から公開までに時間が掛かるものについては、リアルタイムのデータ保全が必要です。

Office文章

WordやExcelの類。作成している文章の内容によっては、リアルタイムのデータ保全が必要です。

メディア

動画やMP3などのメディアプレイヤーを必要とするファイル。データ量も多く、本当に必要なものは物理バックアップを定期的にすれば問題はありません。

アプリケーションデータ

競馬ソフトのデータ、チャートソフトのインジケータなど。自分で作った物以外は、ネットやデータ配信先(JRA-VANなど)から再取得可能です。
吉田の場合は、Meta Trader4用のインジケータやEAを作っていますので、これらはソースコードと同じ扱いが必要です。

上記の内、できればリアルタイムで作業中のデータを保護したい物については、太字にしてあります。

リアルタイムでデータ保全をしたい場合、一番簡単な方法はDropBoxを利用することですDropBoxは、無料でも利用できるオンラインストレージ+クライアントソフトです。一番の売りは、その手軽さで、DropBoxが常駐していれば、DropBoxの管理しているフォルダにファイルをコピー(移動)するだけで、自動的にアップロードと同期処理が行われます。

吉田が着目しているのは、DropBoxの持つ手軽さと履歴機能。1ヶ月以内であれば、ファイルを削除しても元に戻せますし、変更前のバージョンに戻すことも出来ます。かつ、DropBoxをインストールしてあるどのパソコンからも参照することが出来ます。

このDropBox上に、作業フォルダを設け、リアルタイムのデータ保全が必要なファイルはDropBox管理下の作業フォルダに入れて作業すれば、万が一の場合もデータの保護は出来ます。ちなみに、吉田はMeta Trader4用のインジケータ等はDropBox Folder Syncというソフトを使って、DropBoxによるリアルタイムデータ保全を実施しています(固定フォルダのデータ保全)。

NASや常時電源の入っているPCが別にあるのであれば、Windowsのファイル共有機能を使って、データのクローンをおいておくことも出来ます。DropBoxは容量の制限がある上、フォルダの位置が決まっているため、ソースコードやアプリケーションデータなど動かせないものはこの方法でデータ保全する方が現実的です。

Vectorを覗けば、自動でフォルダの同期を取ってくれるソフトはいくらでもあります。

RAIDのように物理的にHDDを冗長化する手段もありますが、費用面と運用上の手間を考えると、ソフトを使ったバックアップがコストパフォーマンスが優れていると思います(過去ミラーリングして苦い経験があります)。

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