競馬とFX マインドの違い

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 以前、FX(外国為替証拠金取引)について書かれた本の内容が、 競馬にも通じるものがあると書きました。実際に、類似点は多く見られます。
 しかし、実際にやってみると最大の違いがどこにあるかが実感できました。

 FXは競馬に比べればずいぶんと簡単だと思います。理由は株と違ってテクニカル分析が素直に適応できる上、 上がるか下がるしかないためです。つまり、適切なタイミングで、正しい方向にエントリーすれば勝てます。

 反面、難しいのは利食い(決済)のタイミングです。FXに限らず株式の世界でも「損小利大」という考え方が浸透しています。 損を押さえて、利益は最大にと言う考え方です。この場合、トレーリングストップというテクニックを使って、 ストップロス(自動的に損切りするポイント)をあげていきます。

 吉田もトレーリングストップは使いますが、自動で出来る訳じゃないので、 エントリー費用を確実に取れるポイントまで押し上げた後は放置というパターンが多いです。

 なにより、ずっと相場を見ていると、おぼろげながら決済ポイントが見えてきます。でも、なかなか決断が出来ないのです。 ここに競馬とは違うFXのマインドがあります。

 FXの場合は、純資産という形で現在の損益がリアルタイムで表示されます。上がるか下がるかという1/2の賭に勝った後は、 目の前に表示されてる数字がご褒美になるわけです。競馬は自分で配当を決めることは出来ません。FXももちろん同じなのですが、 賭け金(最初に取ったリスク)を払ってしまえば、あとはどこで利益を確定するかだけなのです。しかも、賭け金は1/2の賭に勝ってしまえば、 賭け金を払わなかったことにすることも可能です。

 このとき、ぐんぐんと上がっていく利益を見ながら、「もう少し行ける」、「まだまだ行ける」 と思いながらチャートを見ているわけです。特に利益を出ているときは、欲をかいて決済のタイミングを出来るだけ遅らせようとします。 そうすると突然すとーんと落ちで利益が負けになることもあるわけです。

 競馬で言えば、転がしがうまく行っているイメージでしょうか。転がしをしない競馬ファンにとっては、なかなか味わえない感覚なので、 今後はマインドをしっかりと身につけて行かないとと感じています。

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