マウスを治してみました

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 マウスが壊れました。ドラッグしても、意図しないところで選択が解除されてしまい作業に支障が出るほどです。マウスは消耗品なので、 壊れたら買い換えというのが正しいのですが、愛着があったり気に入ったものならなるべく長く使いたいと思うものです。なお、 この記事は画像がたくさんあるのでちょっと重いです。

 マウスの調子が悪い場合、大きく分けて2つの原因があります。

  1. マウスソールの消耗(交換方法はこちら)
  2. ボタンの寿命

今回はボタンの寿命で、左クリックの動作がおかしくなっています。ボタンは電気的な寿命よりも、機械的な寿命の方がシビアです。 使ってるSWにもよりますが、だいたい数十万回クリックすると寿命が来ます(30万~50万回程度)。
 解決方法は新しいSWに交換することですが、個人では小ロットのSWを入手しづらいという欠点があります。そこで最も簡単なのが、 左と右のSWを入れ替えることです。左ボタンとして使うには劣化したSWも、右ボタンとしてなら結構使えるものです。

■交換手順

(1)マウスソールをはがしてねじ穴を露出させる

mouse1
 マウスソールはあとで張り直すので、大事に保管してください。

(2)ねじをはずして分解する

mouse2 
 コネクタが生えてる場合は、取り外します。あとでつけ治すので、どこについてたかは記録しておきましょう。

(3)基板を取り外す

mouse4 
 各部品やセンサを傷つけないようにマウスの土台から基板を取り外します。

(4)SWの半田をはずす

mouse5 
 ここが一番面倒なところです。半田吸い取り機があればそれを使いますが、ない場合はピンセットで部品をてこの要領で持ち上げながら、 各足を順次熱していきます。力の入れすぎに注意してください。ランドが破損してしまいます。また、 熱を当てすぎると部品が壊れるので注意です。

(5)SWを左右入れ替える

mouse6 
 半田付けし治す前に、SWのランド内にある半田カスをきれいに掃除しましょう。また、 SWの足にも半田が残っているので吸い取り線や吸い取り気を使ってきれいにします。
 はずした部品の位置を間違えないようにしてください。同じところにつけたら意味がありません。

(6)SWを半田付け

mouse7
 左右を入れ替えたSWを半田付けします。ボタンの位置を間違わないように。

(7)組み立てる

 最後は組み立てて完了です。はずしたコードやセンサー、ホイールなどの部品は元通りにしましょう。

■注意

  • これをやるとメーカーの保証は受けられなくなります。
  • 半田付けに対する技術が必要になりますので、自信がない場合は率直に買い換えた方が良いでしょう。
  • SWの入れ替えは1度しかできないため、再度調子が悪くなったら率直に買い換えてください。
  • 自己責任でお願いします。

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